再話:松居直
絵:赤羽末吉
出版社:福音館書店
出版年:1967年
ISBN: 9784834000856
岩手県の昔話の絵本。
川に橋をかけようとする大工と、その川に住む鬼のユーモラスなやりとりが面白く、民話の語り口を生かした文章、日本の伝統的な美しい絵、すべてが子どもたちを満足させます。
最後の大工のセリフは、会話のテンポや擬音表現が面白いので子どもたちと一緒に大きな声で読んでみてください。
深見亮介
鬼と大工どんのやりとりは手に汗握ります。
面白くて、ちょっぴり刺激的なお話にドキドキが止まりません。
さが昔話の会
この本が作られる際、日本古来の「絵巻」かなり意識されていたそうです。
絵巻のように、横へ流れるように追っていける絵物語を作るため、当時としては珍しい横長・横文字の製本を始め、やがて、それが様々な絵本のスタイルを広げることに繋がって行ったようです。