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5歳

おおかみと七ひきのこやぎ

作:グリム
絵:フェリクス・ホフマン
訳:瀬田貞二
出版社:福音館書店
出版年:1967年
ISBN:9784834000948

「おおかみを家にいれないよう注意しなさい」
母やぎは子やぎたちにそう言って、森に食べものを探しに出かけます。
子やぎたちは、おおかみの「しわがれ声」や「黒い足」をしっかり見抜いて、おおかみを追い払いますが、おおかみは知恵を働かせて再び、子やぎたちの家に来ます。
子やぎたちは、だまされて家の扉を開けてしまいます。
グリム童話は残酷な内容を隠すことなく、伝えています。
この本も例外ではなく、悪いことをしたオオカミのお腹を切り裂き、石を詰め、最後は死んだオオカミを見て母子で「オオカミが死んだ!」と踊ります。
 母やぎと子やぎという弱い存在は、自分たちの姿と重なって子どもたちを励ましてくれることでしょう。

牛抱せん夏
牛抱せん夏

狼が、こやぎたちを襲う少し怖いストーリー。

武井美緒
武井美緒

お母さんやぎの悲しみの中での冷静な判断が結果として、こやぎ全員を救う…
お母さんは凄いです。

えまおゆう
えまおゆう

子供の頃よく母に絵本を読んでもらいました。
たくさん読んでくれた中で、私はおおかみと七匹のこやぎが大好きで、何度も何度も読んでもらったのを覚えています。
私が末っ子だったので、一番下のこやぎが時計に隠れて食べられなかったのを自分に重ねてたのでしょうか?
そして母が大好きだった私は、お母さんが正義の味方のように悪者(おおかみ)を退治するストーリーが気に入ったのでしょうか?
大人になって読み返すとまた、新しい感覚を覚えます。
ただ、あの頃と変わらないのは未だに正義の味方が大好きなところです。

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