文:いもとようこ
絵:いもとようこ
出版社:金の星社
出版年:2009年
ISBN:9784323037202
右頬に、こぶのある陽気なじいさんは、鬼の宴に出くわし踊り出てしまいます。
「明晩も来い」と言う鬼は、こぶを取って預かります。
左頬に、こぶのある陰気なじいさんもマネてみますが、下手な踊りにしらけた鬼に こぶを返されてしまいました。
いつまでも、語り継いでいきたい昔話の一話です。
常光 徹
老人が、鬼に質草として頬の瘤を取られる説話群で、「隣の爺型民話」の大分類のうちに数えられる。
小副川肇
日本各地に広く伝わっており、世界にも類例があります。
他の類話と比較しても楽しめそうです。