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5歳

かさじぞう

絵:赤羽末吉
再話:瀬田貞二
出版社:福音館書店
出版年:1966年
ISBN:9784834000719

「かさじぞう」や「かさこじぞう」など、いろいろなタイトルで出ている有名な昔話です。
編み笠を作って暮らしているおじいさんは、正月の餅を買うために笠を五つ持って、町に売りに出かけましたが、さっぱり売れません。
そのうちに日が暮れて雪も降ってきたので、仕方なく戻ってくる途中、野原に立っている、お地蔵さまに雪が積もっているのを見て、持っていた笠を全部かぶせてあげました。
翌朝、どこからかソリ引きの声が聞こえてきました。
 言葉のリズムの心地良さ、いかにも「冬」を感じさせる絵の魅力で昔話の世界に一気に引き込まれます。

原田眞理子
原田眞理子

心優しいおじいさんとそのおじいさんに恩返しをするお地蔵様のお話。
初めて読んだのは小学校の時の教科書に掲載されていたもの。
絵本だと小さい子にもわかりやすく良いですね。

小副川肇
小副川肇

日本の昔話の一つで、とりわけよく知られる昔話の一つ。
致富譚(ちふたん)の代表的なもので、親切を施した無欲な善行者に思いがけない福運が謝礼としてもたらされる話である。
具体的には、貧しくとも心の清い老夫婦が、路傍の石地蔵(地蔵菩薩の石像)に菅笠を被せてやり、その恩返しを受けると言うもの。

常光 徹
常光 徹

花咲か爺や舌切り雀などのように善悪を対比するような話ではない。
純粋に正しい行いをする者が救われるという展開は、仏教思想の観念に基づくものであり、親が子に語り継いでいくことで、子供に道徳を教え諭す寓話の要素を持っている。

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