文:カーラ・カスキン
絵:マーク・シーモント
訳:なかがわちひろ
出版社:あすなろ書房
発行年:2012年
ISBN:9784751526934
「オーケストラの105人」の新訳です。
104人の演奏者と1人の指揮者。
金曜日の夜に行われる音楽会が、始まるまでのメンバーの行動を丁寧に描いています。
音楽を始めるまでは、ごく普通の生活。
全員が普通の人間。
105人の人が集まって何をするのかを隠し、読み進めていくごとに明らかになっていく訳です。
一人一人の行動の違いを楽しみながら、この人たちが何をするのか考えて読むことができます。
花川怜奈
絵がとっても可愛いです。
仕事が始まるまでの日常が描かれているのが、なんだか新鮮です。
中嶋順子
最後は、みんなが一つになって初めて、感動を与える素晴らしい音楽になるのですね。
最後のシーンでは、本当に「うっとりするほどうつくしいおんがく」が聞こえてくるようでした。