再話:稲田和子
絵:赤羽末吉
出版社:福音館書店
出版年:1980年
ISBN:9784834007893
これは、こわいこわい昔話です。
欲張り男のところに、美しい女がやってきて女房になりました。
ある日、蔵の米がたくさん減っているので、隠れて見ていると女房は男の留守の間に米を炊き握り飯を作ると髪の毛をほどいた頭から大きな口が出て来て、食べていたのです。
その女の正体は鬼婆だったのです。
北沢香織
欲張り男と一見完璧なお嫁さんのお話。
そのお嫁さんの正体がわかった時、おにぎりを頭から食べるシーンは怖く刺激的でゾクゾク!
何度も読みたくなる程よい怖さが、クセになる絵本。
小副川肇
日本全国に伝わる怖い民話の一つです。
常光 徹
このお話の教訓は、まず欲張ってはいけないということです。
何も食べないで働ける人間がいない事はわかるのです。