文:あまんきみこ
絵:いわさきちひろ
出版社:ポプラ社
出版年:1969年
ISBN:9784591005293

鬼の子のおにたが過ごす、節分の夜のお話です。
どの家からも豆をまく音がして、行くところがない おにたは角をかくす麦わらぼうしをかぶって歩き出します。
ようやく見つけた豆のにおいのしない家には、女の子のこと病気のおかあさんが住んでいました。
そんな二人の様子を見ていた、おにたは女の子を喜ばせたいみたい…
女の子を思いやる おにたの気持ちが、切なくいじらしい絵本です。

武井美緒
繊細なタッチのイラストが、おにたの心の美しさをより引き立てています。