作:芥川龍之介
絵:宮本順子
出版社:偕成社
出版年:2005年
ISBN:9784039638502

魔術の大家ミスラくんに魔術を見せてもらった「わたし」は、 それが誰でもつかえるものだと聞いて、自分にも教えてほしいと頼みます。
すると、そのためには「欲をすてないといけない」と言われて…
『蜘蛛の糸』、『羅生門』など難しい話のイメージのある芥川龍之介ですが、この本のように読みやすいものも実はあるんです。
こんな話も書いているんだ!と気になったら、ぜひ他の話も読んでみて下さい。

花川怜奈
絵本の隅々まで意地悪さや意味ありげな怪しさが込められていて、それが魅力的ですね。

中嶋順子
お子さんだけではなく、大人も十分に楽しめます。
舞台は、日本なのに何処か別の国の様な感覚になりますね。
自分の欲との戦いは、緊張感が出ます。