作:安房直子
絵:いもとようこ
出版社:金の星社
出版年:2020年
ISBN:9784323048048
盲目で生まれてきた娘のために、作ったゆりいすを空色に塗ろうと思った父親。
青い絵の具を探していると、空の絵を描いている不思議な男の子に出会います。
男の子は空にかかった虹から、青い絵の具を取り出したのです。
風の子だという少年と、目の見えない少女をつなぐのは、本当の空からもらった青、真っ赤な紅ばらからもらった赤、海の歌…
あざやかな色と音が奏でる美しい物語です。
原田眞理子
安房直子さんの何とも幻想的な世界です。
いもとようこさんの絵も素晴らしく、優しさに包まれた素敵な絵本ですね。
中嶋順子
目が見えなくても、想像の世界で自由に羽を伸ばすことができ、幸せを掴むことができる喜びを描いた素敵な絵本だと思います。