作:斎藤隆介
絵:滝平二郎
出版社:岩崎書店
出版年:1971年
ISBN:9784265909063
豆太は、夜中に一人でおしっこにも行けない弱虫。
けれど、豆太は大好きな「じさま」のために勇気を奮い立たせます。
そして霜月二十日の晩、モチモチの木に灯がともり、夢のような美しいイメージで豆太の勇気をたたえるのです。
本当のやさしさ、思いやり、そして勇気について深く考えさせられます。
小副川肇
切り絵が魅力的です。
モチモチの木の昼と夜の表情の細やかな違いは圧巻ですね。
原田眞理子
人間、優しささえあれば、たいていの事はやり遂げてしまうものです。
真っ暗な夜は怖くて怖くて。
それなのに大切な人の為に微塵の迷いもなく、一目散に駆け出して行くのが印象的です。
㈱積文館書店佐大通り店 オススメ