作:マージェリィ・W・ビアンコ
絵:酒井駒子
訳:酒井駒子
出版社:ブロンズ新社
出版年:2007年
ISBN:9784893094087
![](https://i1.wp.com/mukasi.xyz/yomi/wp-content/uploads/2020/06/ビロードのうさぎ-239x300.jpg?resize=239%2C300)
クリスマスに男の子の家に来たビロードのうさぎ。
男の子は、そのうさぎをとても大事にしました。
ぼろぼろになっても、うさぎは幸せでした。
「男の子のほんもののうさぎ」になっていたからです。
ところが、別れは突然やって来ました。
男の子にとっての「本物のうさぎ」になれた時、奇跡は起こります。
「本物」とは、物を大事にすることの大切さと言うことを教えてくれます。
子供にとって大切なおもちゃとは、ただのおもちゃではなく、人格を持った友達そのもので、いつも友達と一緒にいる心地よさが伝わってくる一冊です。
![花川怜奈](https://i0.wp.com/mukasi.xyz/yomi/wp-content/uploads/2020/08/花川怜奈.jpg?w=1656)
花川怜奈
大切なおもちゃと遊んだ思い出が蘇ってきます。
「それは大きくなっても、どこか心の芯の部分に暖かい気持ちとして残っていくんだろうな」と思う絵本でした。
![原田眞理子](https://i1.wp.com/mukasi.xyz/yomi/wp-content/uploads/2020/06/はらだ-1.jpg?w=1656)
原田眞理子
酒井さんが描くビロードのうさぎの質感がたまらない!
つぶらな瞳で、今にも動き出しそうなぬいぐるみだからこそ、お話にリアリティーと深さが出てくるのかもしれません。
![北沢香織](https://i2.wp.com/mukasi.xyz/yomi/wp-content/uploads/2020/08/kaori.jpg?w=1656)
北沢香織
思わず、おもちゃに気持ちが宿ったらと考えてしまいました。
繊細な絵が素敵な絵本。