作:ちばるりこ
絵:シライシユウコ
出版社:学研プラス
出版年:2018年
ISBN:9784052049262
![](https://i2.wp.com/mukasi.xyz/yomi/wp-content/uploads/2020/06/スケッチブック 供養絵をめぐる物語-211x300.jpg?resize=211%2C300)
ある出来事をきっかけに、大好きだった絵が描けなくなってしまった6年生の紗理奈は、その暗い気持ちをまぎらわすために、夏休みにおばあちゃんの住む遠野へ遊びに行きます。
そこで偶然出会ったのは、亡くなった人の生きていた頃の姿を描く不思議な風習、供養絵でした。
供養絵を通して亡くなったお母さんの思い出や、絵が大好きな気持ちに触れていく紗理奈。
ひと夏の成長が描かれています。
![中嶋順子](https://i1.wp.com/mukasi.xyz/yomi/wp-content/uploads/2020/08/中嶋.jpg?w=1656)
中嶋順子
自然豊かな岩手、遠野が舞台の美しい文学的な作品ですね。
![原田眞理子](https://i1.wp.com/mukasi.xyz/yomi/wp-content/uploads/2020/06/はらだ-1.jpg?w=1656)
原田眞理子
暗く重めのトーンで始まる物語ではありますが、終盤になるにつれ希望の光が差し込んできます。
紗里奈の気持ちと行動が丁寧に描かれていて、引き込まれますね。