作:なかえよしを
絵:上野紀子
出版社:ポプラ社
出版年:1974年
ISBN:9784591004654
お母さんが編んでくれた赤いチョッキ。
ねずみくんにとても似合っています。
それを見たアヒルに「ちょっときせてよ」と頼まれました。
すると、サル・アシカ・ライオンなど、だんだん大きな動物もやってきて…
ねずみくんのチョッキはどうなるのでしょう?
鉛筆画のイラストにチョッキの赤が映え、動物の表情もコミカルに描かれています。
言葉の繰り返しが楽しく、最後は思わず微笑んでしまう絵本です。
北沢香織
小さいねずみくんと、ねずみくんをとりまく大きなぞうさんや、かわいいガールフレンドのねみちゃんたちとの楽しいやりとりを描いた、優しさあふれる絵本。
途中、可哀そうな展開になるものの最後は、ほっこりパッピーになれるお話です。
原田眞理子
予測のつかない最後の場面は、どの部分でも印象的で、記憶に残るでしょう。
言葉も簡単なやり取りの繰り返しなのですが、それぞれの動物の表情がとても良いです。
ずっと子どもたちに愛されて続けているロングセラー絵本です。