作:山本斐子
絵:吉本宗
出版社:評論社
出版年:1995年
ISBN:9784566005037
お父さんのお気に入りの木は、おじいちゃんが何十年も前に始めたリンゴ畑にあった「てっぺんいすの木」。
お父さんはその木とともに育ち、やがて都会に出て町で働き始めました。
お父さんは見渡した懐かしいふるさとの風景を思い出し、都会の仕事を辞めて故郷に帰りました。
「てっぺんいすの木」があったから、お父さんは故郷に戻り、 お母さんと結婚したから僕がいる。
そう考えると、「てっぺんいすの木」は、僕の神様かもしれない。
あたたかなタッチで家族を描いた絵本です。
中嶋順子
1本のりんごの木のステキな思い出。
絵も素朴な感じでほっこりしますね。
北沢香織
父母の出会いを考えていくと、なんだか甘酸っぱい気持ちになりますね。